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東京電力は19日、福島第1原発2号機で、高湿度が作業を妨げている原子炉建屋内の環境を改善するため、外部とつながる二重扉を開放したと発表した。湿度を下げた後、作業員が建屋内に入って原子炉の水位計の調整や、水素爆発を防ぐための窒素の封入作業などに着手する方針。
2号機は原子炉建屋に大きな損傷がなく、使用済み核燃料プールから発生したとみられる水蒸気がこもり、湿度が99.9%と極めて高い。二重扉の開放で通気を良くして湿度を下げるため、東電は11日から放射性物質を吸着するフィルター付きの換気装置の運転を開始。二重扉を開けた場合に放出される放射性物質は18億ベクレルで、敷地内でも一般人の年間の放射線被ばく限度量(1ミリシーベルト)を下回るとの評価結果をまとめた。経済産業省原子力安全・保安院は「評価結果は妥当」と結論付けた。
東電によると、二重扉の開放作業は19日午後8時51分に開始。タービン建屋側から原子炉建屋内に作業員が入り、放射性物質を含むちりが舞い上がらないよう扉を22センチ開けた。放射線を測定する環境モニタリングポストなどで異常が確認されなければ、20日午前に扉を全開。その後、再び作業員が建屋内に入り、湿度や温度を測定する予定だ。
一方、福島第1原発から出た高濃度の放射性汚染水を浄化するシステムが本格運転開始から5時間で停止した問題で、東電は19日、試運転時と同様に放射性物質吸着装置内の安全弁が破損して水漏れが起きていたことを明らかにした。吸着装置と、それを収める容器との間に約30リットルの汚染水がたまったが、ポンプで吸い上げて処理し、「汚染水の処理システムの工程に影響はない」と説明している。【河内敏康、杉埜水脈、足立旬子】
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東京電力は19日、福島第1原発2号機の原子炉建屋の二重扉を開放したと発表した。開放で建屋内の放射性物質(放射能)が環境中に放出される懸念があるが、事前に放射性物質濃度を下げる措置を取っており、東電は「環境への影響はない」と判断した。
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東電によると、開放により放出される放射性物質の推計値は18億ベクレル。1号機の二重扉開放時に放出された5億ベクレルを上回る。開放について経済産業省原子力安全・保安院は「問題はない」と評価。地元自治体の了承も得られたという。
2号機の原子炉建屋は屋根が残っているため、地下にたまった汚染水の蒸発などによって湿気がこもり、湿度99・9%の「スチームサウナのような状態」(東電)だった。高い湿度の中に人が立ち入ると脱水症状を引き起こす危険もあり、作業の妨げになっていた。今後、原子炉の水位計や圧力計の調整作業を行う。
一方、4号機では19日、定期検査中に原子炉機器を仮置きする「DSピット」と呼ばれるプールの水位が低下し、露出した原子炉機器から強い放射線が出ている可能性があることが判明した。東日本大震災発生時に定期検査中だった4号機では、ピットの水が燃料貯蔵プールに偶然流入したため、燃料の損傷を回避できていたことが分かった。
燃料プールには大震災発生当時、1535本の燃料が保管されていた。燃料が発する熱で水が蒸発し、燃料損傷の懸念が高まったが、水位は下がらず燃料は水面下にとどまった。
東電によると、プールの水位が予想より下がらなかったのは、ピット側の水が燃料貯蔵プールに偶然流れ込んだ可能性が高いという。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で、「プールに水が流れなかったら空だきなり、非常に厳しい状態になっていた」との見方を示した。
東電は19日、ピットに約80トンの水を注入。今後、約1千トンを注水する方針。
一方、東電は同日、本格運転からわずか5時間で停止した汚染水の浄化システムで、水漏れがあったことを明らかにした。
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19日午後6時15分ごろ、北海道室蘭市東町のJR室蘭線東室蘭駅で、札幌発函館行き特急「スーパー北斗18号」(8両編成)の車内から白煙が出ているのに乗客が気づき、発車した直後に緊急停止した。けが人はおらず、約50分後に運転を再開した。
JR北海道によると、煙が出たのは5両目。この車両の乗客約40人は前後の車両に避難した。空調を切ったところ、煙は収まったといい、天井に取り付けてある空調の故障が原因とみている。
JR北海道では事故やトラブルが相次いでおり、石勝線で先月起きた特急列車の脱線・火災事故で国土交通省から18日、鉄道事業法に基づく事業改善命令を受けていた。【今井美津子】
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