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 東日本大震災で避難してきた2家族9人が、県立盲学校(滋賀県彦根市)に勤務する全盲の宇野繁博教諭(47)宅=同市西今町=に身を寄せている。自宅の空き部屋を提供し、22日夜には高校合格が決まった中学生のためにケーキを提供し、みんなで将来を祝った。

 一家族は福島県いわき市の廣木一賀(かずよし)さん(47)の5人。海岸から30キロほど離れた自宅は津波や倒壊は免れたが、営んでいるブルーベリーの観光農園やホテルなどの事業は全滅状態。福島第1原発の事故をテレビで見て、「子どもだけは守りたい」と避難を決断した。ワンボックスカーに食料を積み、14日から一般道を南下。車内で仮眠をとりながら17日に滋賀にたどり着いた。

 滋賀県が福島県の避難者を受け入れていることを知り、電話相談で宇野さんを紹介された。18日夜から滞在し、久しぶりに布団で寝る安堵(あんど)感を味わったという。「今は一安心。早く福島に戻り、復興やまちおこしの活動がしたい」と話している。

 もう一家族は、群馬県高崎市のエステサロン経営の女性(37)ら4人。17日夜に乗用車で避難し、19日に宇野さん宅へ。夫は会社務めなどのため自宅に残ったという。

 宇野さんは小学校教諭だった25歳の時、網膜色素変性症で失明。30歳で盲学校の教員資格をとり、県立盲学校に勤務している。「これまで多くの人に支えられ、助けられて生きて来た。自分にできることで恩返しをしたい」と話している。

【松井圀夫】

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 集英社は23日、東日本大震災に伴う緊急措置として、14日に発売した「週刊少年ジャンプ」15号のネット無料配信を始めた。被災地を中心に配送が遅れるなどしたためで、公開したのは漫画作品のみ。パソコンで同社サイトから専用アプリをインストールすれば閲覧できる。4月27日まで。
 今月28日発売予定だった17号は、4月4日に発売を延期する。 

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 第17回統一地方選は24日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県を除く12都道県知事選が告示され幕を開ける。27日告示の政令市長選、4月1日告示の道府県議選、政令市議選とともに前半戦として4月10日に投開票される。

 知事選が行われるのは北海道、東京、神奈川、福井、三重、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、佐賀、大分の各都道県。立候補の届け出は24日午前8時半から始まり、午後5時に締め切られる。

 政令市長選は札幌、静岡、浜松、広島と4月から政令市に移行する相模原の5市で、道府県議選は岩手、宮城、福島の3県が延期となり41道府県、政令市議選は仙台市が延期となったため16政令市で行われる。

 片山善博総務相は22日、岩手、宮城、福島の各県で予定されていた27選挙の延期を決定。さらに調査を進め、選挙の実施が困難な自治体については延期していく方針で、選挙数は今後も減少していく見込みだ。

 後半戦の市区町村長選と市区町村議選は、衆院愛知6区補欠選挙と同じ4月24日に投開票される。

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 和歌山県岩出市の画僧、牧宥恵(ゆうけい)さん(61)が、仏教の世界観を表すとされる仏画の曼陀羅(まんだら)2枚を、8年越しで完成させた。1枚が縦3メートル、横2メートルある。

 1871体の仏を伝統的技法で鮮やかに描く仕上げ作業中、東日本大震災が発生。牧さんは阪神大震災当時、ボランティアとして現地でお経を上げた経験がある。

 「これだけ多くの仏を描いたが、己の筆の非力が悔しい」。供養と救いへの思いを込めて最後の筆を執った曼陀羅は、同市の画房(0736・62・6000)で27、28の両日に公開される。【藤顕一郎】